いつか誰かに宛てた七夕のはなし。

こんばんは。
日付が変わりまして、本日、七夕ですね。

七夕といえば織姫と彦星ですが、物語は知っていますか?

そうですか。
有名ですものね。
でも一応、見栄張ってるだけかもしれないので、説明しますね。

 

七夕伝説のおはなし。
神の娘、織姫はそれはそれは美しい娘で、神の自慢でした。
しかしてこの女、美しいばかりでなく、よく働く娘でもありました。

仕事ばかりで男っ気のない娘に悩んだ神は、結婚相手を斡旋してやりました。
それが彦星です。

そしたらこいつら、楽しさ覚えちゃって、遊んでばっかで働かなくなっちゃって。
まあ、付き合いたての大学生みたいなもんです。

だから神様が「大学卒業するまで会うの禁止!でも七夕の日だけは許してあげちゃうよ。」
って言ったんですよね。
だから、七夕の日だけにしか織姫と彦星は会えないんです。

「まだ大学卒業してないの?」
って思った方もいると思いますけど、この世と天は時間の流れが違うので。まだ向こうでは大学2年になったくらいって、この間酒飲んだ時に神が言ってました。


これが七夕伝説です。
まあ、我々からしたら一年に一度だけですけど、向こうからしたら多分週一くらいでは会ってます。


つまり、この話の教訓は

〝神も娘には甘い〟


折角の七夕だし、何かしたいといつも思ってるけど、計画せずに七夕になっちゃうんだよね、毎年。

時期が悪いんだなぁ、七夕。

 


おやすみ。

拾ったヘルメットで鍋

なんでか知り合いと「ぐりとぐら」の話題になって、でも互いにどんな話だったかはうろ覚えで。

〝でかいたまごでカステラを作る話〟と〝拾ったヘルメットで鍋をする話〟でどちらも譲らなかった。

Googleしたらカステラが正解だったんだけど。

 

 

じゃあ俺のぐりとぐらはどこにいったん?

 

 

 

仕事で重い荷物を肩にかけていたら右肩に赤く紐の跡が残ってしまって、痛くて嫌だなと思ったので左肩に持ち替えたら左にも跡ついた。

両肩に紐のライン出来てタンクトップみたいになっててウケる。

タンクトップってちょっと強い気持ちになれるから、今常時パワー!って感じ。肋骨浮き出てるけど。

 

 

 

限界。

眠い。

おやすみなさい。

天国の煙草の味ばなし。

どうもこんばんは。おひさしぶりです。

夏の夜ですね。甲子園も終わりました。

夏の夜ですが、お盆が明けてからはすっかり夜も涼しげになってきて、夏の終わりを感じています。

それと歳納は毎年、甲子園が終わると夏の終わりを感じます。

 

つまりもう夏は終わりってこと。

 

 

でもお盆前は本当に暑くて、夏ってこんなにキツかったかなって毎日言ってた、毎年言ってるかもしれないけれど。

 

 

 

そんな溶けそうなくらい暑かったせいか、仕事先の一人がおかしくなっちゃって、

「もう仕事なんてしたくない!死んで天国に行きたい!」

って急に叫び出したんだよね。

なんで遊びたい!とかじゃなくて天国なんだろうって思ったら、どうやら天国に行ったら働かなくて済むからなんだって。

「じゃあ、ここは地獄なんだ。地獄だからこんなに働かなくちゃいけないんだね。」

って言ってふたりで笑った。

地獄ならしゃーないねって。

 

 

 

 

どうやらここは地獄らしい。

 

 

 

 

地獄でもこんなに煙草が美味いんだったら、天国の煙草はどんな味がするんだろう。

吸ったらトんじゃうかも。

気になります。

 

 

 

あと前世でどんな罪を犯したかも気になる。

 

 

春の夜のたわいもない話

どうもこんばんは春の夜です。

春も夜も好きで、それが合わさって大好きな春の夜のお時間です。

〝〇〇のお時間〟って聞くと急にラジオのパーソナリティになった気分になりますね。

お相手は歳納です。

 

花粉症が酷い時期になった。

この季節は家に帰ると真っ直ぐに風呂場を目指す、なにはともあれ、まずは花粉を洗い落とすことを考えて。

そのおかげか夜に余裕を持てる季節でもある。

だから、春も夜も好きなのかもしれない。

 

春にお風呂に浸かると、花粉が落とされていくのと合わせてありとあらゆる汚れも消えて、脱皮して新しい身体を手に入れたような感覚がある。

それが嬉しくて長風呂をついついしてしまうけど、これの代償が花粉症と考えると釣り合っているかは微妙なところ。

 

まあ、そんなことをしなくても人間の細胞も皮膚も血液も、死に、産まれ、作り替えれているらしいけれど。

 

 

 

歳納がジブリ好きなことは、このブログを読んでくれている方には周知の事実だと思うのだけど、実は小さな頃に千と千尋を観て怖い夢にうなされたことがあって。

妖怪に親を殺される夢だった。

まあ、妖怪が銃とか撃ってきてたからあんまり妖怪っぽくはなかったような。

それ以来、妖怪みたいな存在が苦手になっていたはずなのに、いつの間にか「そんなもんいるわけねえし」のつまらな大人のメンタルを手に入れてた。

 

そういう気付いたら克服してたものって思い返すとたくさん見つかると思う。

これって多分死んでいった細胞が抱えていってくれたからなんだろうな。

 

いつか花粉症も抱えていってくれると良い。

 

 

 

 

 

はやく死にやがれ、とうもろこし苦手細胞。

 

 

仄めかす後輩と、られない先輩

「先輩。先輩は〝仄めかす〟って言葉知ってますか?」

 

と、彼女は唐突に言った。

放課後、いつもの空き教室でいつも席ふたつ分は離れて座る後輩がいつものように話しかけてくる。

 

「勿論、知ってる。“仄かに”と“めかす”から成り立つ言葉で、自分の気持ちを少しだけ表すという意味だ。」

 

「流石先輩。学年一位は伊達じゃないですね。」

茶化すような言い方にはイラっとくるが、後輩とは生意気を言うものらしいので許すことにしている。

 

「でも先輩、言葉は知っていても、先輩には仄めかすことなんてできそうもないですね。」

 

「なんだよ、どう言う意味?」

生意気を通り越して嫌味になってきていても許すことにしている、後輩なので仕方ない。

そもそもこの歳まで生きていて今まで仄めかしたいなんて思ったこともないから、別に仄めかせられなくても良いんだけど。

 

「そんな辞書を引けば出てくるような答えが返ってくるんですから、感性が乏しいんだなって。」

 

「そんなことない。中間の古典は97点だった。」

 

「いくら古典の成績が良かろうが、古今和歌集を暗記してようが、小野小町と恋仲になっていようが、先輩には感受性が足りません。」

 

「言い過ぎだろ。というか小野小町と恋仲って現代では不可能なんだけど。」

あと学年一位でも流石に古今和歌集は暗記してない。

 

「安心してください。先輩がぽっちゃりとした女性が好みってことは秘密にしといてあげます。」

 

「勝手に小野小町をぽっちゃりにするなよ。」

それに小野小町が好みなんて一言も言っていない。

 

「平安の女なんて大抵が弛んだ腹してますよ。」

 

平安時代の女性に謝れ。」

平安時代に恨みでもあるのだろうか。

もしかすると成績が振るわなかったのかもしれない。

 

「やっぱり先輩は仄めかすことも小野小町と恋仲になることもできなそうですね。」

 

「いやさっきの会話に仄めかす要素ほぼなかったと思うんだけど。」

というか平安のディスしかしてなかった。

 

「だって、何故私がこうやって放課後に空き教室まで足を運んでいるかも、先輩は分かっていないでしょう?」

 

「なっ…」

 

一瞬、静寂が訪れた。

いつもは煩いくらいに響く部活動に励む生徒たちの声も、こんな時ばかり静かになるのは何故なのだろうか。

会話の続きが頭の中をぐるぐるまわっている間に、先に彼女が口を開いた。

 

「先輩…、これが仄めかすってことですよ。」

そう言って後輩は意地の悪そうな顔で笑った。

 

「ふふ、じゃあ私帰りますね。また明日です。」

 

「うん…また明日。」

後輩が帰ってひとりになった僕は、中断されていた勉強を再開した。

とりあえず。

 

古今和歌集、暗記しようかな…。」

 

 

一学年下であろう色のリボンを付けた名前も知らない後輩は、今日も唐突に会話を始めては僕をからかい振りまわす。

 

 

時間、私、Twitter。

「自分が少なくとも永遠の存在ではないと知っていながら、なぜ人間は生きてゆけるのだろう。私にはどうしてもこれが理解できない。」

なんてルーマニアの哲学者が言っていた。

 

最近この人の作品を読んでいて。

高二病だから有名じゃない方を好きになっちゃうな、ニーチェじゃないってこと。

 

 

人間は永遠じゃないなんて当たり前のことで、歳納もいつか死ぬわけなんだけどさ。

永遠じゃないならなんで生きていけるんだろうねって言われて、死への恐怖を覚えたの。

皆さんも今、ほん怖よりも怖がってると思います、怖くない人は死ぬ一歩手前まで行けば良いと思うよ。

 

 

永遠じゃないならせめてそれを遅らせるために、死ぬまでの時間を濃厚に過ごすべきなんじゃないかなって思う。

死=老い=時間の経過って三段論法ね。

 

 

でも結局のところ日々漠然と漫然と時間を浪費しているせいで、一年前の今日が暑かったのか寒かったのかすら思い出せなくて、空虚。

(空虚って言葉カッコいいから今日は絶対使うぞと決めて開きました、はてなブログ。)

 

 

 

その辺の時の流れみたいなものって昔の人のが優れてたんじゃないかな、なにせ肌で時間を感じ取らなきゃ作物死ぬし、生死に関わるわけですし。

退化すんなよ、人間。

 

 

なんか歳納って時間の話ばっかりしてない?

気持ち悪いな、そろそろ克服してほしい。

だから最近も友達に「これは永遠です」なんて言って文机をプレゼントしちゃうんだよ。

 

 

 

そんな時にある人が一年前のツイートを引用して「今年の私は一年前の私よりヒートテックを着るのを我慢できたよ偉いね」なんてツイートしていて。

あぁ、Twitterが歳納の記憶の代わりだな。

ありがとうTwitter社。

って満足して寝ました。

 

すなわちTwitterがあれば歳納は永遠ってわけ。

まあ、この前アカウント消して作り直してしまったんですけれども。

つまりはそれもキリストの再来ってわけ。

 

 

死への恐怖をTwitterで克服するなんて、如何にも現代チックで皮肉が効いてると思わない?

 

 

そんな歳納は駐禁切られそうになりながら買った酒を飲んで偶にTwitterを見ながら、この文章を書いています。

酒を飲んでいる間は時間の経過なんて気にせずに居られるからね。

 

つまり酒とTwitterは歳納のメシアである。

 

 

 

 

 

 

でも泥酔してる時のTwitter黒歴史だから気を付けましょうね、歳納くん。

メガネくん、前歯さん、ばなし

人生をかけて計画していることがあります。

死ぬまでに言いたいセリフがあります。

ランキング形式で記録してます。

 

第三位「犯人が分かりました」

 

第二位「オレに任せて先に行け」

 

 

暑い日が続きますが皆さん体調はいかがです?

歳納は溶けてます。

手足は無事なので、おそらく人間は身体の先からではなく中から溶けていくのだと思います。

内臓が二個くらい無い気がします。

 

ちなみに内臓って何個あるか知ってますか?

心臓、腎臓、肝臓、たぶん三個くらいです。

 

 

そんな感じに三分のニも内臓がない苦しみを押して遊びに行ってきました。

歳納と友達とメガネくんと前歯さんとで。

メガネくんと前歯さんは友達が名付けたあだ名なんですけど、センスがあるなと感心してました高校時代。

世の中色んなことに考慮して生きなければいけない現代において、人間の身体的特徴を悪意ある言葉で伝えるって、しようと思っても中々難しいもので。

良い子で居ようとしてしまう自分に勝てない。

 

だからせめてもの抵抗として、潔癖症な世の中への反乱として、心の中でだけ、関わった人間に悪意あるあだ名を付けてます。

今このブログを読んでいるお前にもきっと付けてる。

 

 

第一位「安心しろ、女子供には手を出さない主義だ」